保育士とは、保護者に代わって子どもたちの世話をする人のことを言います。所属している保育園などの組織のカリキュラムに従って、子どもたちと一緒に遊んだり、身の回りのお世話をしたりするのがメインの仕事です。普段の遊びや日常生活を通じて食事やトイレの仕方など、生活に必要なことも教育します。保育士として仕事をするには、保育科や児童学科、幼児教育学科などの養成課程のある大学や短大もしくは、専門学校を卒業するか各都道府県が実施している保育士試験に合格しなくてはなりません。
試験を受験するには、大学を中退していても2年以上在籍し62単位以上修得済みであれば受験資格があるなど、さまざまな受験資格があります。専門学校には2年制と3年制の学校があり、3年制の学校の場合には幼稚園教諭の資格も取得できるところがほとんどです。幼保一体型のこども園に就職を考えている方は、幼稚園教諭の資格も取得できる学校を選ぶのが最適です。専門学校は、厚生労働大臣の指定保育士養成施設である指定校と、指定を受けた短大のカリキュラムを併修し短大を卒業する必要のある併修校があります。
専門学校の中には、夜間課程を設けているところもあるので、社会人の方でも仕事を続けながら保育士を目指すことも可能です。専門学校は、知識や技術を学べ確実に資格が取得できるだけでなく、充実した就職サポートを行なっているとこも多くあるので、就職先も見つけ易いでしょう。